栃久保 操 プロフィール

1940年生まれ。
愛知県新城市大野(旧鳳来町)出身。
多摩美術大学日本画科卒業。
世界鬼 学会会員。豊橋市在住。

豊橋市と豊川市を拠点に、子どものための「造形教室 土だんごの 会」を設立(1980~2005年)。
「ロウ彩画」で独自の技法を創作し、故郷の豊かな自然、魚、鳥、宇宙をテーマに複数のシ リーズ作品を継続して描く。

 
石の線をスケッチして生まれる制作過程を研究し、デッサンは 30年をかけて12万点に及ぶ。その手法をもとに「鬼MANDARA」シリーズを発表。栃久保 操が描く日本の鬼は悪の象徴ではない、山の神と位置づけている。鬼を敬い、共存してきた 日本人固有の感性を、現代の作品で表現する。その精神は愛知県東栄町の花まつりを原点に している。 新作シリーズ「MANGARA」は子供時代の記憶の漫画をテーマに曼荼羅世界を創作する。

栃久保 操の「ロウ彩画」

厚紙に布と蚊帳でキャンバスを作り、着色したロウで線を描く。背景を水性染料と顔料で埋 め、岩絵具で仕上げる栃久保操の独自の技法。

栃久保 操の「チタンアート」

金属チタンの性質が持つ光沢と色彩の発色、陽極酸化技法を用いて、絵画、モニュメント、 造形作品に転用させた。

鬼〜反閇(へんばい)

北上陸上競技場メーンスタンドに制作した、チタンアートの壁画レリーフ。 栃久保操の鬼に「北上市の鬼剣舞」のイメージを創作に加えた。

制作1999年 ・ サイズ 510 × 450 cm

鬼MANDARA

「鬼MANDARA」シリーズ(チタンアート)
額装作品
 

制作2005年 ・ サイズ 22 × 58 cm

個展活動歴

1984
ロウ彩画個展「洞窟展 古代人からのメッセージ」鳳来寺山麓、旧田口線トンネル跡地で開催

1989
企画「土だんごの会作品展」豊橋市美術博物館でシリーズの習作を公開

1990 
生誕50周年企画「夜の万燈絵展」 新城市阿寺七滝で100点の万燈絵をお盆に灯火

企画「青空の個展 豊橋凧展」豊橋市神野埠頭で豊橋凧100点の作品を発表
30畳の大凧 を参加の子ども達と一緒に揚げる

ロウ彩画個展「魚の詩、街の詩」豊橋市美術博物館で開催

1992
作品「魚の詩」シリーズをチタンアートで制作

1993
個展「栃久保 操展」東京大丸百貨店、名古屋電気文化会館 で開催
チタンアートの作品 は高い評価を受け、全国の陽極酸化の加工会社と繋がる

1994
宇宙双六「300億年の旅」を制作 (企画著:宮林幸雄 画:栃久保 操)

1995
個展「色彩の響宴 栃久保 操展」豊橋市美術博物館で開催。 シリーズ作品「鬼MANDARA」を発表

1996
企画展「鬼曼陀羅」日本の鬼の交流博物館(福知山市大江町)に参加。世界鬼学会に入会

1997
個展「川の詩・森がはぐくむ魚たち」名古屋丸栄美術画廊で開催

1998
企画展「栃久保操の鬼MANDARA ー山の神の復権と鬼」北上市立 鬼の館(岩手県北上市)で開催

1999
レリーフ「鬼反閇・へんばい」をチタンアートのモニュメントで北上陸上競技場メインスタ ンドに設置

チタンアート「風見鬼」を制作(島根県宍道町)

2002
壁画「魚群」を「水の浄化センター」に制作(佐賀県江北町)

2004
豊川市中央図書館企画「一千年の時空を超えて」プラネタリウムのシルエット投影画を制作

2005
企画展「三鬼画人展」北上市立 鬼の館(岩手県北上市)に参加

2006
 「チタンアート・鬼MANDARA」をものづくりフェアー東三河に出品

2017 
個展「100回記念展」ギャラリー花棕櫚(愛知県豊川市)で開催

2021利修仙人の三鬼の鬼」を鳳来寺山歴史文化考証館・観来館(愛知県新城市)に展示

作品「三鬼の鬼」を鳳来寺本堂、東照宮、観来館へ奉納。新城市役所へ寄贈

2022
個展「楽宴」、「栃久保 操 500点」ギャラリー花棕櫚で開催

2023利修仙人の三鬼の鬼」のアート手ぬぐいを制作

個展「利修仙人と三鬼人」ギャラリー田園で開催(愛知県豊橋市)
全国の展覧会開催は150回を超える

個展「森に住む霊鳥ぶっぽうそうとふくろう画」観来館で開催(愛知県新城市)

冊子「鳳来の伝説」を再発行(著:鈴木隆一 画:栃久保 操)

オフィシャルサイト「TOCHIKUBOsou」を公開

新プロジェクト「MANGARA1000」を発表

個展「栃久保 操 3000点」ギャラリー花棕櫚で開催